FAQ

ルーツ問題についての「よくある質問」

Q. このサイトで「ルーツ」といっているのは、何を指しますか。

A. 歴史的に差別されてきた土地、いわゆる「部落」にルーツを持つことを指します。

Q. どのような悩みを抱えていることが多いですか?

A. 代表的なものに「結婚差別」「就職差別」「土地差別」があります。結婚の際に反対されたり身元調査を行われたりすること、就職の際、本籍地や居住地を基に採用されないこと、物件購入の際に特定地域を避けることなどを言います。ただ、差別事象は連鎖的につながっているとも言われます。例えば、進学、就職など、人生選択の場面で差別を受けた場合に収入、家庭などとも結びつくことになり、サイクルから抜け出すのが難しいとされます。この連鎖は「差別と全体的不利益の悪循環」として『知っていますか? 部落問題一問一答 第3版』で紹介されています。

 個別の悩みは、聞き取りを基に書かれた本から知ることができます。例えば、『部落問題と向き合う若者たち』『いま、部落問題を語る』などが挙げられます。交際相手に打ち明けたところ相手の親から反対されたというのは「よくある話」ではあります。しかし、その中には一人ひとりの葛藤や語られない重要な出来事があり、それが生涯の心の傷となっていることもあるのです。

Q. 日本以外にも「ルーツ」を持つ人はいるのですか?

A. はい。北米や旧満州などへの移住の記録が残っています。国内でも本州から北海道への移住の記録などが残っています。